C型肝炎ウイルスの排除を目指します
C 型慢性肝炎治療の目標は、C型肝炎ウイルスの感染によって起こる肝硬変や肝がんの発症を阻止することです。そのためには、C型肝炎ウイルスを体内から排除することが重要となります。C型肝炎ウイルスを排除するための治療法は「抗ウイルス治療」と呼ばれ、近年、急激に進歩しました。特に直接作用型抗ウイルス薬(DAA)の登場により、治療終了後もC型肝炎ウイルスが検出されない状態が持続する(ウイルス学的著効:SVR*)患者さんの割合が著しく増えました。ウイルスを排除することにより、肝がんの発症を抑えることが期待できます。