すぐに肝臓専門医を受診しましょう
B型またはC型肝炎ウイルスが陽性だと分かったら詳しい検査を行い、治療方針を決めるために、必ず肝臓専門医を受診し、その指示に従いましょう。
日常生活
肝臓に負担をかけないことが大切です。
- 規則ただしい生活をこころがけ、睡眠を十分とりましょう。
- 食事の栄養バランスを高め、偏りのないように配慮しましょう。
- カロリーの取り過ぎは、肝臓に脂肪がたまります。食べ過ぎには注意しましょう。
- アルコールは肝臓がんを発症しやすくするため、禁酒が基本です。
定期検査を受けて重症化を防ぎましょう[1]
肝炎を重症化させないために検査費用の助成が受けられます
B型またはC型ウイルス検査陽性の場合
1年以内にB型またはC型肝炎ウイルス検査で陽性と判定された方
定期的なフォローアップを受けることに同意した場合、初回の精密検査(1回)について検査費用の助成が受けられます。
B型またはC型慢性肝炎、肝硬変、肝がんで療養中の方(治療後の経過観察を含む)
・住民税非課税世帯に属する方、または世帯の市町村民税(所得割)年額が235,000円未満の世帯に属する場合
・定期的なフォローアップを受けることに同意する場合
・B型・C型ウイルス性肝炎治療医療費助成の受給者証の交付を受けていない場合
は、定期検査(年2回、初回精密検査を含む)の助成が受けられます。
※具体的な検査費用助成の内容については、お住まいの都道府県にお問い合わせください。
B型またはC型肝炎の重症化予防のために、定期検査を受けましょう。
感染を広げないための注意
B型肝炎ウイルスは血液や体液を介して、C型肝炎ウイルスは主に血液を介して感染します。血液や体液のついたものの取り扱いには十分注意しましょう。
- 歯ブラシ、カミソリ、ピアスなど血液が付いている可能性のあるものを他人と共用しないようにしましょう。
- 血液や体液の付着したものは、むき出しにならないようにしっかり包んで捨てるか、流水でよく洗い流してください。
- 外傷、皮膚炎、鼻血、月経血などは、できる限り自分で手当てしてください。
- 他人の血液に触れるときは、ゴム手袋を付けてください。
- ピアスをするときは、適切に消毒された器具であることを必ず確かめてください。
- 他人の血液が入る可能性がある刺青(タトゥー)は避けて下さい。
- 不特定多数の相手との性交渉は避けて下さい。
- コンドームを正しく使用して下さい。