何も症状はないのですが、B型またはC型肝炎ウイルスに感染している可能性はありますか。
将来、肝硬変や肝がんへと進む可能性があるB型またはC型慢性肝炎では、肝臓が炎症を起こしている時でも、症状はないか、あっても軽いことがほとんどですので、患者さんが症状からそれらの肝炎ウイルスの感染に気付くことはあまりありません。症状がなくても、肝炎ウイルスチェックリストに当てはまる項目がある方は、B型またはC型肝炎ウイルス検査を受けてみましょう。
B型またはC型肝炎ウイルスに感染しているかどうかはどうすれば分かるのですか?
B型またはC型肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液検査をしない限りは分かりません。B型またはC型肝炎ウイルス検査は、ほとんどの医療機関で検査することができ、各都道府県の自治体が指定した医療機関であれば、無料で検査を受けることができます。詳細は各都道府県の自治体に確認してください。
会社の健康診断で指摘されなければ、B型またはC型肝炎ウイルスに感染していないと考えて大丈夫ですか?
会社の健康診断の項目に、必ずしもB型またはC型肝炎ウイルス検査が含まれているとは限りません。検査項目に入っているかどうかを確認して、入っていない場合にはご自身で検査を受けることをお勧めします。
B型またはC型肝炎ウイルスに感染している可能性が高いのはどのような人ですか?
B型肝炎ウイルスは血液または体液、C型肝炎ウイルスは主に血液から感染します。下記のような方は、B型またはC型肝炎ウイルスに感染している可能性があると考えられます。一度、B型またはC型肝炎ウイルス検査を受けることをお勧めします。